東京都品川区の戸越・戸越銀座の学習塾、太陽学院の亀井です。
今回は、東京都の都立高校入試を受ける方に向けて、英語の傾向と対策をお伝えしていきます。
もしかするとあなたは、
「今年受験受けるけど、どんな勉強をすればいいのかわからない。」
「都立高校入試に出てくる問題はどんな感じなんだろう」
「早めから受験勉強始めたいけど何から手をつけたら良いか・・・」
などといった不安をかかえているかもしれません。
そこでこの記事では、そういった方に向けて都立高校入試の英語についての傾向と対策をご紹介していきます。
これは、私が実際に過去10年分の問題を解き、多くの生徒を指導した経験を元に得た知識を
お伝え出来たらと思いますので、あなたの勉強に役立つポイントがあればぜひ参考にしていただけたらと思います。
また、他の入試科目についても以下の記事でまとめてあります。
都立高校入試について知る
英語の対策をお伝えする前に、「そもそも入試ってなにするの?」という方もいるかもしれません。
そこで、まずは都立高校入試について簡単にご紹介します。
都立高校入試のについて詳しいことが知りたい人は以下の記事に詳しくまとめてありますので、
ぜひそちらもご覧ください。
関連記事→都立高校入試(東京都)を突破するために!プロが語る対策と仕組み
都立高校入試の仕組み
都立高校に入学するためには基本的に都立高校入試を受ける必要があります。
その合否は基本的に、内申点(調査書点)+学力検査の2点で決まります。
(学校により面接や実技試験などが追加)
しかし都立高校の上位校では自校作成問題という各校独自で作成している問題を
国語・数学・英語の教科で使用しています。(国際高校のみ英語)
高校名 | 教科 | 備考 |
日比谷高等学校 | 国語・数学・英語 | 進学指導重点校 |
西高等学校 | 国語・数学・英語 | 進学指導重点校 |
国立高等学校 | 国語・数学・英語 | 進学指導重点校 |
八王子東高等学校 | 国語・数学・英語 | 進学指導重点校 |
戸山高等学校 | 国語・数学・英語 | 進学指導重点校 |
青山高等学校 | 国語・数学・英語 | 進学指導重点校 |
立川高等学校 | 国語・数学・英語 | 進学指導重点校 |
新宿高等学校 | 国語・数学・英語 | 進学指導特別推進校 |
国分寺高等学校 | 国語・数学・英語 | 進学指導特別推進校 |
国際高等学校 | 英語 | 進学指導特別推進校 |
墨田川高等学校 | 国語・数学・英語 | 進学指導推進校 |
これらの高校で自校作成問題が使用されております。
また、上記の高校の自校作成以外の科目、上記以外の高校の5科目のテストは全ての高校で共通問題を使用しており、今回このブログでは共通問題の傾向と対策をしていきます。
また、進学指導重点校、進学指導特別推進校、進学指導推進校について
詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
関連記事→今更聞けない!?都立高校の種類について受験のプロが解説!①
また上記の各高校の偏差値や内申点など知りたい方は以下の記事をご覧ください。
・国際高校に合格するには!偏差値・倍率・必要な内申点をプロが解説
・西高校に合格するには!偏差値・倍率・必要な内申点をプロが解説
・日比谷高校に合格するには!偏差値・倍率・必要な内申点をプロが解説
・新宿高校に合格するには!偏差値・倍率・必要な内申点をプロが解説
・戸山高校に合格するには!偏差値・倍率・必要な内申点をプロが解説
・青山高校に合格するには!偏差値・倍率・必要な内申点をプロが解説
都立高校入試の英語の傾向
まず最初に、実際の入試問題について、過去10年間の入試問題をもとに、
概要と大問ごとに問題傾向を解説していきます。
概要
まず、過去10年の英語科目の平均点の推移です。
年度 | 平均点 | 過去10年での順位 |
令和3年度 | 54.1 | 9 |
令和2年度 | 54.7 | 7 |
平成31年度 | 54.4 | 8 |
平成30年度 | 68.0 | 1 |
平成29年度 | 57.8 | 5 |
平成28年度 | 57.4 | 6 |
平成27年度 | 63.4 | 2 |
平成26年度 | 53.7 | 10 |
平成25年度 | 62.3 | 3 |
平成24年度 | 58.1 | 4 |
平均 | 58.3 |
10年間の英語の平均点は58.3点となっており、ここ数年は平均点が54点台となっており、
難しくなっている傾向があります。
こちらは令和3年度における各問題の正答率です。
基本的には後の問題になるにつれ正答率が下がっておりこれは単純に時間がなく、
問題を読めている人が少ないからだと考えております。
また、試験時間は全て50分です。英語に関しては最初の約10分がリスニングで使うので実質40分で
長文などを解くようになります。
となると都立の英語を制するには「長文がいかに早く読めるか」がポイントになります。
都立高校入試の英語の傾向
英語試験の問題は大問4つ後世で以下の流れです。
- リスニング
- 資料問題+作文
- 中文
- 長文
このような流れで構成されております。
全体のレベルを通して、基礎~標準レベルの問題が出題されます。
教科書レベルの単語と文法を抑え文章を読むことができればある程度の点数までは上がると思います。
また発音問題や文法問題などのようなものは出ないのも一つの特徴ですね。
それでは以下で各大問の対策について見ていきます。
1:リスニング
まずはリスニングです。
まずは試験開始のチャイムがなった瞬間にリスニングの問題を開いてください。
そして、設問文と選択肢を必ず見てください。
理由はそれを見るだけで何が聞かれているかがわかるからです。
例えば選択肢が時間に関するものだったら、「時間を聞く表現のwhenから始まるところを聞けばいいな」「時間のところに着目して聞いてみよう」という形で考えることができるからです。
リスニングは全部で2回読まれるので、1回目は5W1Hを意識してなおかつ、
話の全体の流れをおさえて聞くようにしてください。
そして、2回目のリスニングで「ここだ!」と確定させてください。
2:資料問題+作文
続いて大問2つめです。
ここでの問題形式は表やグラフなどを見て正解を求める資料問題と
メールの返信という流れであなたならどのような返事のEメールを送りますかという形で
作文を書かせる問題があります。
資料問題に関しては資料全てを見る必要はなく問題文を読む上で必要な箇所を見ていくのが一番良いと思います。
でないと全ての資料に目を通すと時間がかかりすぎたり返って情報量が多すぎて迷ってしまうからです。
文章自体は短いので焦らず読めば非常に簡単な問題で、ここでは間違えても1問ミスまでに収めたいです。
作文の流れに関しては、話の中でAさんとBさんが出てきて
Aさんからメールが来てあなた(Bさん)は〇〇に関してどう思いますか?という形で質問が来て
Bさんになりきってメールの返信をするという形式です。
いわゆるテーマ作文というもので書く内容が事前に決まってないので難しく感じる人が多いです。
しかし実際はそんなことはなくあるコツがあります。
それはここではあえて書きませんがやはり大切なのは自身の単語の力と文法を覚えておくということです。
都立は並び替えの問題や文法問題などが出ないのですがしっかり覚えるべき点は覚える必要がありますね。
3:中文
僕的に大問3が一番解きやすいと思います。昨年の塾生でも早い人で5分で解き終わり全問正解続出でした。
ここの問題は傍線が引かれて、引かれた文章と同じ内容はどれかという言い換えの問題がほとんどです。
ここの対策としては傍線の前後をよく読むということに限りますね。
国語と同じです。傍線が引かれたら直前直後を読むということをしていくだけで良いです。
4:長文
一番時間をかけるところです。文章量が多く問題の出題形式も多様だからです。
ここに一番時間をかけたいので大問3までで残り時間20分〜25分残るのが理想です。
その中でも時系列順にして並べる問題は後回しがいいです。理由は全ての文章を読まないと解けないからです。
都立高校入試の英語の傾向まとめ
まず総じて言えるのが単語と文法です。ここが英語の基礎中の基礎でできてないと文章が読めません。
ですのでまずは単語と文法を徹底的にやり込んでください。言い訳もせず徹底的にです。
それが出来ないとなると英語で点数を取るのは諦めてください。となります。
それをした上で次は長文に慣れる為に短文の問題を解きまくり、英語の文になれましょう。
その上で今日上記で述べた各問題の対策をしてみてください。すると自然と点数が取れます。
ぜひ今日の記事を参考にしてみてください。
また、勉強の対策について、一人で確かな勉強計画を立てるのは難しいかもしれません。
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太陽学院の提携事業画像
愛媛大学工学部卒、愛媛県立伊予高校出身。太陽学院代表講師。
某大手芸能イベント会社、プログラマーを経て塾講師として太陽学院創業者である加瀬真一氏に師事。
中学時代は学年真ん中ぐらいだった成績が高校時代に培った
『逆算する勉強法』で高校3年間は学年トップに。
大学時代には成績優秀者に選ばれ表彰。
現在は一人一人に寄り添った授業を展開し生徒から厚い信頼を得ている。
小中高生向けプログラミングスクールTechChance!戸越駅前校の運営も行っている。
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