こんにちは!
東京都品川区の戸越・戸越銀座の学習塾、太陽学院の亀井です。
GW最終日となりました。
東京は大雨なので最終日は家でゆっくり過ごしている人が多いのでしょうか・・・。
塾長は塾でこの記事を書いております。
(テスト期間の生徒がいるので開けましたが生徒が来ない・・・。)
気長に待つとしましょう。
また太陽学院では公式TwitterとInstagramを始めました!
気になる方は以下にアカウントを載せているのでぜひご覧ください!
(※Instagramの方が更新頻度が高いです。)
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ということでこの記事をご覧になったあなたは
「多摩科学技術高校に行きたいけどどれくらい実際点数取れればいいかわからない」
「多摩科学技術高校のレベルがわからない」
「多摩科学技術高校と調べたら出てきたから」
といったようなことを思っている方が読んでいると思います。
この記事では、そんな人とのために
・多摩科学技術高校について
・多摩科学技術高校の難易度
・多摩科学技術高校に受かるために必要な内申点と入試点数
以上の3点についてをお届けします。
また、最後には各教科の対策方法(共通問題)を伝授します。
この記事を通して、
多摩科学技術高校について知ってもらえたら幸いです。
多摩科学技術高校について
ここでは多摩科学技術高校についてを紹介します。
・住所
東京都小金井市本町6-8-9
・アクセス
JR中央線 武蔵小金井駅南口より徒歩10分
・部活動
<運動部>
バレーボール部、バスケットボール部、サッカー部、硬式テニス部、
卓球部、剣道部、バドミントン部、陸上競技部、水泳部
<文化部>
科学研究部(化学物理班、数学班、生物班、生活科学班)、写真部、
美術・イラスト部、パソコン部、天文部、吹奏楽部、軽音楽部、
ロボット研究部、無線工作部、ボランティア部
<同好会>
将棋同好会
・進路実績(現役・令和5年度)
国公立大学:56名
早慶上理: 14名
GMARCH:53名
日東駒専:27名(日本大学のみ) 等
・亀井からみた多摩科学技術高校
まず多摩科学技術高校は
進学指導推進校、スーパーサイエンスハイスクール指定校(第Ⅲ期)に
指定されている高校です。
進学指導推進校に関しては以下の記事で取り上げているのでぜひ気になる方はご覧ください。
関連記事→今更聞けない!?都立高校の種類について受験のプロが解説!①
スーパーサイエンスハイスクールとは以下のように記載されています。
文部科学省では、将来国際的に活躍しうる科学技術人材の育成を図るため、
先進的な理数系教育を実施する高等学校等を「スーパーサイエンスハイスクール」
として指定し、理科・数学等に重点を置いたカリキュラムの開発・実践や
課題研究の推進、観察・実験等を通じた体験的・問題解決的な学習等を
平成14年度より支援しています。
https://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/gakkou/1309941.htm
こちらは文部科学省のページから引用したものです。
つまりは未来の技術者や科学者を育成するために指定された高校というわけです。
都内にも複数指定されている高校はありますが都立高校(中高一貫除く)だけで見ると
- 都立日比谷高等学校
- 都立科学技術高等学校
- 都立戸山高等学校
- 都立立川高等学校
- 都立多摩科学技術高等学校
以上の高校が指定されております。
これらのこともあり、都立多摩科学技術高等学校の特徴はやはり
自分の行いたい研究や勉強(理系に限る)が専門的にできるということでしょう。
こちらは多摩科学技術高等学校の教育課程です。
基本的に理系科目の授業が多いのが特徴ですね。
ここで塾長的に注意してほしいのが
理系科目が好きという理由だけで多摩科学技術高等学校に進学するという考えです。
というのも多摩科学技術高等学校の特徴は研究です。
実際に2年次と3年次には課題研究と卒業研究を実施しております。
「研究が好きで、自身の気になる分野を研究できるから進学したい」という理由は
素敵で素晴らしい高校生活を迎えることができると思います。
ただ塾長自身は「理系科目が好き=研究が好き」というのは成り立たないと考えます。
実際に塾長も大学時代は工学部情報工学科で勉強をしておりましたが、
「理系科目は好きだけど、プログラミングなどの研究は好きじゃない」
という友人も近くに大勢いました。
だからこそ、この記事を見ている生徒は自分のタイプをよく考えて志望校選びをしましょう。
その他、多摩科学技術高等学校では4つの領域から自分の気になる領域を選択できます。
- BT(バイオテクノロジー)領域
微生物学や植物バイオ、食品化学、遺伝子操作など生物を利用したり、
生体のメカニズムを解明したりする領域 - ET(エコテクノロジー)領域
大気汚染や水質汚染などの環境問題に対して化学的に分析し、
データ解析から理論的根拠のもと改善策を考える領域 - IT(インフォメーションテクノロジー)領域
進化し続ける情報化社会において、AIやIoT、ネットワークセキュリティなど、
幅広い知識を学ぶ領域 - NT(ナノテクノロジー)領域
強度試験や解析シミュレーションなどを行い、
材料の構造や特性を理解し微細な事象へのアプローチを考える領域
です。
1年次は全ての領域を学び、2年次からは自分の好きな領域で学べるようです。
その領域選択は成績順に希望の領域に行くのではなく、
自分の好きな領域を選択し、進むことができるのはかなり魅力的ですね。
塾長なら絶対IT領域です。(大学の時の専攻の関係で・・・笑)
多摩科学技術高校の難易度
続いて難易度についてみていきます。
以下が最新3年間の応募倍率です。
2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | 3年間倍率平均 | |
男女合計 | 1.80 | 2.07 | 1.76 | 1.87 |
倍率自体は年々上昇中です。
理由の1つとしては理系大学への進学実績の向上が考えられます。
その多摩科学技術高校の偏差値は57ほどと言われています。
多摩科学技術高校に受かるために必要な内申点と入試点数
では最後に多摩科学技術高校に受かるために必要な内申点と入試点数をお教えします!
まずは内申点ですが、最低でも
換算内申点は45点は必要です。
主要5教科は4教科が4、残り1教科が3、
実技4教科は3教科が3、残り1教科が4のイメージです。
続いて、入試点数についてです。
ここで注意なのが多摩科学技術高校は数学・理科の点数が1.5倍されます。
ですのでテストは600点満点となります。
その上で最低でも換算点数543点は必要です。(換算内申点45点計算、換算点数700点満点)
数学・理科を80点ずつ(傾斜後、数学・理科は各120点)、
国語・社会・英語を75点獲得し、700点換算すると542点となります。
多摩科学技術高校に関しては内申点と入試点数の合計が
※1000点満点中750点を取るのを目安にして
考えていただければ大丈夫です。
※令和5年度入試からはスピーキングテスト(20点分)が加わるため1020点満点となります。
この合計点数を目安に自身の本番とるべき点数などを考えていく必要があります。
関連記事→【誰でもわかる】東京都の中学生は内申点(調査書点)が超重要な理由
【科目別】多摩科学技術高校合格ための勉強方法
内申点などはお伝えした通りですが、
多摩科学技術高校合格のためには、科目ごとにどのような勉強をすればいいのかを知ることが重要です。
ここからは、5教科それぞれの勉強法を紹介していきます。
特に数学・理科は傾斜がかかるので非常に重要な科目となってきます。
国語
共通問題の国語は全部で大問が5つあり、漢字・小説文・評論文(作文)・古文の大問構成です。
まず全体を通しての対策として、日常生活の中に紙媒体で文字を読む習慣を取り入れましょう。
普段の生活で電子機器に目を通す機会が多いため、紙媒体で文字に触れる機会が少なくなってきているように思えます。
そうなると困難になるのが長い文章を読むということです。
電子機器で見る情報は短くまとめられていることが多いので長い文章を見ることは少ないのですが
実際の入試問題は今のところそうではありませんので文字を読む習慣を取り入れましょう。
また、漢字の勉強を行いましょう。漢字がわからないと文は読めません。
しかも大問1、2は漢字の読み取りと書き取り問題ですので損はありません!
その他の各大問の対策は以下の記事にかなり詳しく記載しているのでぜひそちらをご覧ください!
関連記事→都立高校入試(国語)の傾向と対策[受験のプロが解説]
数学
続いて数学です。大問が5つあり、小問集合、式の利用、関数、平面図系、空間図形の大問構成です。
都立問題の特徴として、正答率が10%以下を下回る問題が存在します。
なので解く問題、解かない問題をあらかじめ決めておくことが重要です。
数学が得意で周りと差をつけたい人は解き、苦手な人は解かずに他の問題で点数を獲得しましょう。
ただ、苦手な人得意な人共通していえるのは、
大問1は必ず全問正解しないといけません。大問1だけで46点分あります。
ここを獲得できずに先には進めません。
ですので都立数学の攻略の一歩目はまず大問1の問題をしっかり解けるようにすることですね。
その他の各大問の対策は以下の記事にかなり詳しく記載しているのでぜひそちらをご覧ください!
関連記事→都立高校入試(数学)の傾向と対策[受験のプロが解説]
英語
続いて苦手な人が多い英語についてです。
「長文問題を制する者は都立の英語問題を制す」と私は思っております。
なぜかというと基本的に都立の英語は長文問題がメインだからです。
大問全部で4問あり、内3問が長文問題(残り1問はリスニング)です。
だからこそ「長文問題を制する者は都立の英語問題を制す」と考えます。
ではその長文問題を制するために受験生がすべきことは何か?
それは、単語と文法です。単語が分からなければ言葉の意味がわからず、
文法がわからないと単語のつながり、正確な訳ができません。
だからこそ単語と文法を地道に勉強していく必要がありそれが長文を読めるようになる正攻法です。
もちろん都立受験特有の問題の出題傾向もあり、
その問題を解くためのテクニックも存在しますが、文が読めないとそれも意味をなしません。
ですのでまずは読めるような準備(単語と文法)をしていきましょう。
各大問の出題傾向は以下の記事にかなり詳しく記載しているのでぜひそちらをご覧ください!
関連記事→都立高校入試(英語)の傾向と対策[受験のプロが解説]
社会
続いて社会です。
大問が6つで小問集合、3分野の融合問題(応用)、
歴史分野、地理(日本)、地理(世界)、公民から構成されています。
3分野ともに教科書などで黒字で表示されている重要語句をまず覚えましょう。
その上で、
歴史ならいつにその出来事が起きたかを時系列順で言えるようにすること、
地理であれば毎年出る雨温図の問題や地域の特色を抑えること、
公民であれば図表の読み取りが重要になってくるので問題文と図表の読み方をマスターすること
などが重要なります。
必要事項を覚えてから各問題集で対策をしていきましょう。
各大問の対策は以下の記事にかなり詳しく記載しているのでぜひそちらをご覧ください!
関連記事→都立高校入試(社会)の傾向と対策[受験のプロが解説]
理科
最後は理科です。
理科は地学・生物・化学・物理の分野から満遍なく出題されます。
理科に関してもまず行うべきこととしては、
教科書などで黒字で表示されている重要語句の暗記となぜその現象が起きるかを抑える
2点を行いましょう。
理由としてはまず前提として重要語句を知らないと話にならず、
都立の入試傾向として実験中心の問題で問題文が長い傾向にあり、
単に知識の暗記だけでは解けない問題も多くなるからです。
場合によれば「そんな実験見たこと聞いたこともない!」ということもあり得るかもしれません。
ですので「知っている知識から、その実験に当てはまる知識を探し出す」という訓練を
する必要があります。
ただしその演習よりも先に、
教科書などで黒字で表示されている重要語句の暗記となぜその現象が起きるかを抑えましょう。
また最後にですが理科も社会も完答問題が多くなってきている傾向があります。
これが意味することとして知識の抜け漏れで一つミスをしたらそのせいで点数を失うということです。
それを防ぐためにも日々演習・復習を心がけましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?
高校合格のためには、
①内申点の獲得
②当日入試の獲得
以上の2点が必要になります。
今の自身のレベルと、行きたい高校のレベル両方からみて計画を立てなければなりません。
(苦手教科の克服、得意教科を伸ばす、いつまでにこの勉強をすべきかなど)
しかし、そのような課題設定や学習計画の設定に点数の獲得に不安を覚える方も多いと思います。
太陽学院ではそんな生徒達のために「自習コンサルティング」というサポートをしております。
自習コンサルティングとは、志望校合格までの日々の勉強計画を立て、
それに沿って勉強してもらい家での学習を管理するサポートです。
詳しくは以下の記事で書いているのでぜひ見ていただきたいのですが中には
模試の点数が70点以上も上がった例もあります。
太陽学院は生徒を様々な面でサポートを行いますので、是非ご気軽にご相談ください。
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太陽学院では体験授業を行なっております。
本記事で、太陽学院に少しでも興味を持ってくださった方や、
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太陽学院は生徒一人一人に寄り添います。
ぜひお待ちしています。
太陽学院の提携事業画像
愛媛大学工学部卒、愛媛県立伊予高校出身。太陽学院代表講師。
某大手芸能イベント会社、プログラマーを経て塾講師として太陽学院創業者である加瀬真一氏に師事。
中学時代は学年真ん中ぐらいだった成績が高校時代に培った
『逆算する勉強法』で高校3年間は学年トップに。
大学時代には成績優秀者に選ばれ表彰。
現在は一人一人に寄り添った授業を展開し生徒から厚い信頼を得ている。
小中高生向けプログラミングスクールTechChance!戸越駅前校の運営も行っている。